待ちに待ったガリレオシリーズ。
新作発表のニュースの時は本当にテンション上がりました。
今までのシリーズでは内海等女性刑事が相棒としていつも隣にいましたが、今作は第一シリーズからずっとレギュラーとしては出ているもののなかなか前面には出てこなかった草薙刑事がメインになっていて、湯川との大学時代からの友人というバックボーンを感じつつ、すごく感慨深かったです。
ストーリーとしては、沈黙のパレードといいつつも意外と早く喋っちゃうのが期待外れ感はあったが、２時間という映画の縛りの中では致し方なかったのか、、、やはりタイトルというか、そこはもう少し映画時間伸ばしてもいいから感じたかったなというのが素直な感想。スピード感は素晴らしいが、原作を収めきれないというか後半がどんどんダイジェスト風になっている感じがして、これは原作も読んでみないとという感じ。ただ、北村一輝と椎名桔平の取調室の無言アップシーンはすごく印象に残っています。
そして一番素晴らしかったのが、初っ端。殺される女の子のことを全く知らない観客でも一気にこの子を好きになる、どうかこの子が幸せになってほしい、死なないでほしいと、彼女の未来とこれからの夢を思い描いてしまうような入り方が素晴らしかった。この短い時間で自分もこの街で彼女を見守ってきたかのように錯覚してしまった。
2022.9.28.40本目
