天才vs普通の人々-
東野圭吾が生み出した平成の名探偵ガリレオ。元々ビジュアルは佐野史郎を意識して書いてたという湯川学が月9でドラマ化。主演は雅治、相棒はKOH+という原作とはかけ離れたキャラクターだった。
しかし今となっては原作が福山雅治に寄せに行ってるほど定着し、これまで2回映画化もした人気シリーズに。
映画一作目の「容疑者Xの献身」が人生ベスト映画な私としては数年ぶりの新作映画に心躍らせていたけど、同時に不安でもあった。
「え、いまさらガリレオ?雅治いける?」
スクリーンに帰ってきた湯川先生は准教授から教授へと昇格し、大人の貫禄を携え赤の他人と楽しそうに笑いあっていた。
成長していた。ちゃんと丸くなってた。あの頃KOH+にトイメンでうんちを連呼してた変人ガリレオが大好きだった私としては寂しさを感じつつも令和へとアップデートされた湯川学像に感動もした。
そして今作は刑事の草薙を裏で支える親友ポジションとして立ち回り、久しぶりに帰ってきた劇場版でまさかの裏回しに徹する展開。それは私の大好き映画「容疑者Xの献身」を踏襲した展開にもなっていて個人的に熱かった。
しかし本筋の事件自体は物足りなくタイトルの沈黙のパレードもそこまで活かしきれてない印象だった。
また新作楽しみにしてます。