「実に普通だ。」と湯川が言っているような映画。
数十年前には東野圭吾本を結構読んでいたけど、このシリーズは未読。とにかく東野圭吾はたくさん出てるし、映画化もされた作品が多い。
同じ東野圭吾本の映画化シリーズでは、
「加賀恭一郎シリーズ」の方が何倍かいいなあ、
まあ、物理学者が捜査に加わると言う設定からして、そーゆーリアリティの話だし、それをスーパーヒーロー福山雅治が演じるこのシリーズは、リアリティのある刑事ものとは、
ちょっと一線を画す映画になるよね。
アイドル映画に近い。
でも、アイドル映画、つまりスター福山の魅力を見せるという点でも、前作「真夏の方程式」より劣る。
化学的な殺人方法も、映画前半で分かっちゃい、そのびっくりもなし。
残りの1時間で、誰が本当にやったかの犯人当てになるのだが、こーゆー事件ドラマの王道説、、、「ビッグネーム説」(お分かりですよね😆、詳しくはコメント欄にネタバレで書きます🤪
その後も30分ある。あとは事件の真相編。
んん、ガリレオの天才的捜査や化学的犯行のノンリアリティは「お約束」的な部分もあるとして、この真相編もノンリアリティの連続か、、(原作の原因もあるけど)
このシリーズのファンも多いでしょう。
福山雅治のスターとしてのオーラは、僕も好きです。
天才ガリレオは、そのままでいいでしょう。
でも、映画だからって、やたらと登場人物増やさなくたっていいし、なんか事件で感動させようとか、ヒューマンな落ちなど事件そのものより、ガリレオのキャラをもっと生かせばいいんじゃないかな。
ガリレオに負けない対抗キャラを出したらいいんじゃないかな、困った時の大泉洋とか😆
嫌な気分やつまらなくて早送りしたいとは思わなかったけど、気体のように後に何も残らないし、味も臭いも色もない、そんな映画でした。