カズザク17

沈黙のパレードのカズザク17のレビュー・感想・評価

沈黙のパレード(2022年製作の映画)
3.5
まず、完全黙秘…完黙を続ければ、罪が立証される事がないので無罪になるとは…初めて知った驚きの事実である。完黙なんて、普通の精神状態の人間では、絶対に出来ないのでは?精神的に相当タフなのか、それもも完全に狂っているのか…どちからだと思う。
犯人と思われる容疑者は存在するのに、罪を立証し起訴出来なかった過去の罪…そこには、直接的な被害者以外に多くの間接的な被害者が存在する。生きているからこそ、悲しみ・苦しみ・憎しみが消える事がなく、集団での復習へと繋がっていく。そこに、隠された真実が絡み合う事で、本当の真実へと辿り着くのたが…所々、真実へのバトン・架け橋が少し強引?説明不足?の箇所があった事が、少し残念。東野圭吾さん原作なので、設定・流れがしっかりしている物語なだけに、残念でならない。今度、原作を読んで、このモヤモヤを吹き飛ばしたいと思う。