『人質 韓国トップスター誘拐事件』
原題 인질／Hostage: Missing Celebrity.
映倫区分 G.
製作年 2021年。上映時間 94分。
韓国の俳優ファン・ジョンミンが実名で主演を務め、誘拐・監禁されたトップスターの決死の脱出劇を描いたサスペンス。
共演はドラマ「イカゲーム」のイ・ユミ、ドラマ「梨泰院クラス」のリュ・ギョンス。

記者会見から帰宅の途についた国民的スター俳優ファン・ジョンミンが、ひと気のない路地で何者かに連れ去られた。
警察や関係者は必死で行方を捜すが、証拠も目撃情報もない。
一方、パイプ椅子に縛りつけられた状態で意識を取り戻したファン・ジョンミンは、自分が身代金目的で誘拐されたことを知る。
まるでゲームのように犯行を楽しむ若者たちは、ソウルを震撼させている猟奇殺人事件の犯人だった。
唯一の武器である卓越した演技力で犯人たちに対峙するファン・ジョンミンだったが。。。


リメイクやオマージュは、たとえそれがそこそこ成功した作品であったとしても、厄介な仕事と云えるかな。
アイフルのCMで茶楼で悪党に遭遇する女将さんなどは、カンフーアクションにオマージュしたモノやと云える。
『酔拳』リンダ・リン・イン演じる飛鴻の叔母の出で立ちで、ユエン・シャオティエン(袁小田)演じる濃いキャラに蘇化子(そかし蘇乞兒とも書く)の茶楼での手拭いを使った格闘術や、はたまた北斗神拳でも習っとんのか女将さんって云いたくなるよなのはとっ散らかってバカにしてるような気もしてしまうし。
今野などは『プロジェクトA』(しかもアイフルの曲まで『プロジェクトA』みたい)
女将さん今野、何処へ向かうの～。
新たな作り手は、オリジナルの何がうまくいって、何がミスったのかを正確に把握し、オリジナルのエッセンスを保ちつつ、より良い作品にするためのバランスを見つけなければならへん。
中国のテレビ俳優の誘拐事件を題材にした香港の作品『誘拐捜査』(2015年)を脚色したピル・カムソン監督は、まさにこの課題に果敢に挑戦してると云える。
ピル・カムソンのデビュー作の明確な目標は、観客を楽しませることなんかな。
そのために、彼は上映時間の大半をファン・ジョンミンに集中させてます。
『誘拐捜査』では、有名人を解放するための努力にもかなりの時間を割いたが、ピル監督のアプローチは、人質と彼の状況を前面に押し出すのに役立つ。
もちろん、警察も絡んでくるが、ここで警察の不手際と有能さの両面を見ることができるのは新鮮でした。
また、女性警察官が有能な人物として登場するのも妙に嬉しい。
しかし、この物語は、何よりもまず人質とその誘拐犯の物語であることを決して忘れてはいし、ファン・ジョンミンを本人役で起用したことは、単なるギミックに終わらず、今作品に現実的な緊張感を与えている。
スクリーンの中の大きなキャラで知られる有名人が、自分のキャラが置かれた状況にどのように反応するかは、興味深い視点です。
俳優にはヒーローにならなければならない時が来るはずで、この物語の原動力となる。
さらに、スーパースターが自分自身を演じることで、ファンの最も有名な役柄や過去のインタビューを思い起こさせる面白いメタ的瞬間も生まれてました。
その威圧感は、チェ・ヨンファンの撮影によって、状況に応じてもたらされてた。
閉じ込められた薄暗い倉庫は、暗い緑とオレンジの照明で恐ろしい空間を作り出してたし。
ほとんどが暗闇の中で撮影されてたが、明るい屋外に舞台が移る瞬間もあり、森の中での追跡劇は個人的には良かった。
アクションシーンは、まるでチェックリストのように、歩きでのチェイス、カーチェイス、格闘があり、後者はそのアプローチが興味深かった。
スタイリッシュなアクションや格闘シーンに出演してきたファン・ジョンミンが、実生活でどのように戦うんか、ラスト近くのノーカット映像で見ることができる。
音楽もまた、このジャンルの枠を超え、問題の緊迫感を高めるのに役立っていました。
ピル・カムソンの初監督作は、決してこのジャンルに火をつけたとは云えないまでも、やろうとしたことを成し遂げる手腕があることは証明したと思います。
アクション映画、誘拐スリラー、そしてファン・ジョンミンのファンを楽しませる作品であることは間違いないかな。
架空の状況で自分自身を演じることは、多くの俳優にとって困難な作業に違いない。
ファン・ジョンミンは自分が置かれた架空の状況を非常に信じやすくしており、リアリティ番組のような視聴体験さえ与えていました。
彼の特徴である感情のスケールの振り幅は、今作品では見られないが、それでも彼の演技は見応えがありました。
彼の代表作の共演者をカメオ出演させたのは、結果的にこの作品の最も印象的な点のひとつとなってました。
誘拐犯を演じる面々も、ほとんどが好演してたし。
特に、狂気のヨム・ドンフン役のリュ・ギョンスと、精神的に未熟なヨンテ役のチョン・ジェウォンが印象的でした。
『イカゲーム』のプレイヤー240役で注目を集めたイ・ユミは、人質のバン・ソヨンを演じたこの作品で、間違いなく彼女の善きモノとなったと思います。
最も残念なのは、誘拐犯のリーダー、チェ・ギワン役のキム・ジェボムかな。
彼の無表情な演技は、彼のキャラに必要な脅威を作り出すのにほとんど役立っていなかった。
個人的には隣県までぶっ飛ばして観に行った甲斐はある面白い作品でした。

ファン・ジョンミンの穴。　😅

ファン・ジョンミンが
ファン・ジョンミンを演じる
ファン・ジョンミン ファンのための
ファン映画。
ファン・ジョンミンの
ファンの方々なら楽しめるはず！
ファンとして。😅
さぁ、一体何回『ファン』と言ったでしょうか？😰
おぉ！ファンタスティック‼️ 😥
あぁ、疲れた。ファンタグレープ飲みたい。

直球勝負の韓国映画界がこんな変化球な作品を生み出すなんて。
ちょっと意外。
でも変化球なのに真面目。もう少し「マルコヴィッチの穴」みたいにぶっ飛んだ作風にしてもいいのに。

さて本作！
はい！韓国映画です。エグい、グロい、イタイ。😵
94分の非常にシンプルなストーリー。
でもこれ、120分くらいにしてもっと深みを増したストーリーにしたらもっと面白かったかも。もったいない。😂

韓国映画界のトップスター、ファン・ジョンミンが誘拐される。
多額な金銭を要求する誘拐犯グループ。
韓国芸能界、警察を巻き込んでファン・ジョンミン奪還作戦のゆくえは・・・

誘拐犯グループの面々が それぞれ個性豊かに描かれているのが、まずこの作品の成功のひとつ。
特にリーダーのギワン‼️ 怖っ！　😵
あの無表情、あの冷酷な行動を飄々(ひょうひょう)とやってのけるあの怖さ！
震え上がった！
演じるキム・ジェボムは韓国演劇(ミュージカル)界で長く活躍されている俳優で映画出演作は少ないが、本作を機にオファーが殺到しそうな注目株！今後に期待！

残念なのはファン・ジョンミンがファン・ジョンミンを演じた理由をあまりうまく劇中で利用出来てないこと。
もっとパロったり 自虐ネタを満載にしても良かったのに。
『映画の中のファン・ジョンミンはカッコいいけど実際は こんな人 なんですよ。』みたいな人間味を出してほしかったのに これじゃプライベートでも『ファン・ジョンミン』じゃん。
違う、ちがう。意外性を描くから面白いのに。
俳優としての『演技力』を利用してこの難題に立ち向かう様はいいアイデアだとは思ったが、別にファン・ジョンミンで無くても・・・

ファン・ジョンミンが本人を演じるなんてことが関係なく 単純に『韓国誘拐もの』として良く出来た作品でした。
緊張感途切れることなく 一気に見終わった。

ただタイトルは『人質』じゃなくて『誘拐』のほうがよかったのでは？



2022年 9月15日 10:00〜
シネマート新宿screen 1
💺335 席
客入り　50人くらい。

鑑賞後、天気も良かったので『韓国の街』新大久保まで歩いてみた。
さすが今 大人気の街。多くの人がいて街中大混乱！
この街にこそ『韓国映画専門シアター』を作ればいいのに。　😊

2021年『Hostage: Missing Celebrity』
の原題が気になったので 一応調べてみ
ました ＿＿『人質: 行方不明の有名人』

何故こんなタイトルにしたのかが 分から
ない これはズバリで良かった …… 😉✨

『 황 정민　ファン・ジョンミン』 で　
良かった それだけ ファン・ジョンミン の演技に酔った 素晴らしい作品でしたー …… 👏🏻✨

逆に 邦題『人質 韓国トップスター誘拐事件』＿＿ 鑑賞後の感想的 敬意を表したタイトルだったら 見事な邦題にブラボーを贈りたい 〜 💐👏🏻✨✨

もう〜 本当に良かった ファン・ジョンミン 様様 の作品 ＿＿ ネタも良いですねー 大スターが拉致誘拐 されたら まさにこの様なストーリーになるんだとリアルに感じます …… 😅💦

もうそれだけを 堪能してください …… 🤲🏻✨

ファン・ジョンミン の演出が ネタバレゾーンになるから 是非ご覧になって自己チェックして欲しいぐらい 僕は大好きな作品になりました …… 🥰✨

色々な駆け引きなど ファン・ジョンミンが ファン・ジョンミン を懸けた作品 …… 👏🏻😆✨

最初からラストまで 全編見どころ 熱い 〜 🔥❤️‍🔥



✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨