諸星大二郎原作のOVA。古事記や日本書紀などをモチーフにしたオカルトアドベンチャーとでも言いましょうか。
流石の諸星作品ということもあり、とにかく神話や宗教用語の洪水が畳み掛ける。もちろん考古学的な面白さに満ちているのだが、映像作品としてみた場合にやナレーション頼りになるのが見辛い所だ。
なんてこと無いタケシ少年の元に、父の死因は他殺だと告げた男について行き甲賀三郎伝説ゆかりの洞窟へ。
そこでタケミナカタの怪物に襲われる。
その後、謎の老人・竹内に連れられ長野→出雲へ。
一方、クマソの血を引く菊池彦を中心とした一族が、タケシを追う。
施餓鬼寺で餓鬼を蘇らせたタケシ。一方、菊池一族のミヤは不老不死の泉に入ってしまい餓鬼となってしまう。
餓鬼とは不老不死の法を試みて変わり果てた人間とのことで、卑弥呼らもこの術を使ったとのこと。なんと！
難解なセリフも多いのだが、一方でスプラッタな描写も多い。この辺の緩急のつけ方は今ひとつかなぁ。
謎を残しながら後編につづく〜
