カレン

13デイズのカレンのレビュー・感想・評価

13デイズ(2000年製作の映画)
4.0
1962年10月、キューバ危機に直面した13日間の話。

ほぼアメリカ全土を射程距離においたミサイルがキューバに配備され、あわや第三次世界大戦かの緊張がみなぎりました。

ケネディ大統領(40代)、弟ロバート・ケネディ、そしてケビン・コスナー扮する大統領補佐官ケネス・オドネル(30代)

これらの若い指導者たちの手に世界の運命がゆだねられたのでした。

綱渡り状態の駆け引き
議会対策
海上での睨めっこ

「政治とは血を流さない戦争
 戦争とは血を流す政治」
これらの言葉が私の頭をよぎりました。
調べたらこれは毛沢東の言葉だったのですね。

戦争とはどっちもどっち。
お互いに自分が正しいと思っているから止められない。
しかし始めたら最後、何年も何年も恨みを残すもの。

だからこそ指導者たちは
血を流さない方の努力を惜しまないでほしい。
そして
子供たちの未来を思いやってほしいものです。

この映画は
もちろん脚色はあるとは思うが、歴史を知る上でとても貴重なことを教えてくれました。

特に今現在の世界情勢においては、胸に刺さるものがありました。
カレン

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