カタパルトスープレックス

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

3.9
音楽や社会的テーマを得意とするトッド・ヘインズ監督によるヴェルヴェット・アンダーグラウンドの歴史を振り返るドキュメンタリー。

中心となるのはルー・リードとジョン・ケイル。そして触媒としてのアンディー・ウォーホールとニコ。学生時代からバンド結成までが半分、残りの半分が衝突から解散まで。ロックスターになりたいルー・リードと芸術肌のジョン・ケイル。このバンドが生まれたこと自体が奇跡なんだなあ。

個人的には大好きなジョナサン・リッチマンが当時のヴェルヴェット・アンダーグラウンドを回想しているのがうれしい。バーバラ・ルービンの映画『J バーバラ・ルービンとニューヨーク・アンダーグラウンドのビッグバン』も観たくなった。