続カリート

レリックの続カリートのレビュー・感想・評価

レリック(1997年製作の映画)
3.3
博物館で古代生物兵器が大暴れするモンスターパニック大作。

人気小説をパラマウントが映画化した大作ですが現在では雲に隠れまくってる作品。
監督はB級映画の名手ピーター・ハイアムズ
製作は「ヴァイラス」のゲイル・アン・ハード
B級の精鋭がアッセンブルしたことでB級+な作品となっております。

本作に登場するのが主人公の警部補、ヒロインの生物学者、恐るべきモンスターと正しく黄金比!
警部補を演じるのはあのトム・サイズモア。
彼も現在は雲に隠れまくってる(汗)

ストーリー展開は小説原作と言うこともあり丁寧に作られております。
丁寧に作りすぎてテンポが非常に悪く、モンスターが本格的に登場するのは1時間過ぎてから…
モンスターパニックとしては不合格。
ただそれまでのストーリーが面白くないわけではないのでご安心を(笑)
全般的に暗いシーンが多いのもマイナスポイント。
理解に苦しむシーンが多々あります。

登場モンスター'コソーガ'は基本はアニマトロニクスで機敏に動くシーンはCGIとなっております。
アニマトロニクスは90年代絶頂期なので違和感のない動作で素晴らしい出来。
CGIは今見ると違和感ありありですがいい味出してます!
デザインはヤモリ、虎、クワガタ、人間が合わさったキメラタイプ。
四足歩行でトカゲ肌、口には巨大なハサミとチョーCooolな出で立ち。
巨大なハサミで首チョンパし脳髄を食すと言う怖い生態の持ち主(汗)
コソーガをデザインしたのがSFXレジェンド、スタン・ウィンストン。
モンスターに関しては大満足!

未だに人気の高いコソーガを暗いシーンの乱用で活かしきれなかった勿体ない作品。
12月にギャガさんから国内盤Blu-rayが発売されるので本作が再び陽の光を浴びることを祈ります。
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