ぴんゆか

箱の向こう側のぴんゆかのレビュー・感想・評価

箱の向こう側(2018年製作の映画)
3.0
15分なのに(だから?)その辺の大層な作品よりよっぽど凄みがある。深淵にも見られてる系
某海外作品配信サイトがYouTubeで宣伝してたので見てみた。

大掛かりな仕掛けや、トリックは何らないのに人間の不安定な心理や得体が知れないという事情だけで薄気味悪く、なのに目が離せない。

目を離すと徐々に近づいてくる"何か"。見張っていなくてはいけないと分かっていても反射的に気が逸れてしまうのは悲しい性。
当初2人のどちらかが見張っていれば確実に近づいてこなかったのは、主人公の裏をかくための作戦だったという見解も見かけて尚のこと巧妙だと思った。
また、レイチェルが”You are getting me wet”と冒頭で笑いながら話していたことが現実になったかのように全身ずぶ濡れの人間が立ちつくしているのも粋。

ちなみに初見ゾッとするびしょびしょおじさん、
しばらく見てるとなんかかわいく思えてくる。

しかし冒頭の某配信サイト、この作品は製作者の投稿に基づいてYouTubeで無料で提供されてるのに、それをわざわざ有料で配信する意味とは、、、??
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