ゼロ

猿の惑星:創世記(ジェネシス)のゼロのレビュー・感想・評価

3.8
2024年66本目

✔リブート3部作の1作目。過去作と比較すると、薬で猿の知能が上昇する点が新しかった。より現代チックになっているし、どちらかといえば説得力はあるのかな。

✔また、猿たちがCGで描かれている点も現代版ならでは。若干気になる部分はあるが、躍動感溢れる動きが可能になっていた。それ故、アクション要素は比較的楽しめると思う。

✔猿たちが人間社会に対して反撃していく様子は、「猿の惑星・征服」や「最後の猿の惑星」に近しいところがある。加えて、シーザーが人を意図的には殺さないようにしていることも過去作と一貫性がある。

✔上記で人間社会に対して反撃すると表記したが、それだと多少の語弊があるかもしれない。というのも、シーザーは自分たちをひどく扱う一部の人間には復讐をしていくが、真の目的は「自分の居場所の発見」や「閉鎖的な社会からの解放」だと個人的に思った。決して復讐心のみで行動しているわけではないと感じた。

✔最後に、過去作との大きな相違点としてゴリラの描かれ方が挙げられる。まさに漢の中の漢だ。かっこいい。
ゼロ

ゼロ