ヴレア

猿の惑星:創世記(ジェネシス)のヴレアのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

元祖のシリーズの1作目だけ観ている状態で、この新シリーズは未見だった。
これはなぜ今までスルーしていたんだと悔やむほどめっちゃ面白かった。

なるほどアルツハイマーを治す新薬を猿に治験していたら大変な事になりました。
という展開はもしかしたら本当に有り得そうな話なので凄い引き込まれた。
主人公のウィルは冷静に考えたら行動がかなりヤバくて、勝手に薬を父親に使って実験台にしたり、サルを引き取ったりやりたい放題なので、その結果が大変な事件にも繋がっているのであまり感情移入できない。

逆に可哀想な被害者である猿のシーザーに対しては誰もが感情移入しやすいように丁寧にその境遇が描かれる。
最初は純粋に人間の事が好きだったのに、ふとした事で人間と敵対して行く。
それでも全ての人間を憎む訳ではなくて、知能の高さ故に陥るジレンマで苦悩する様がまるで人間みたいで引き込まれた。
遂に言葉を喋るシーンが凄い衝撃的だった。
ヴレア

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