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猿の惑星:創世記(ジェネシス)のGINのレビュー・感想・評価

3.7
『猿の惑星/キングダム』鑑賞前にちょっと復習鑑賞パート2!
SFシリーズ『猿の惑星』のプリクエル(前章)となる作品。

2011年制作。
舞台は現代の米サンフランシスコ。
新薬の実験体となった妊娠中のチンパンジーが、驚異的な知能の発達を見せた後に暴走し、その後、射殺されてしまう。
若き科学者のウィルはそのチンパンジーの子を引き取り、シーザーと名付けて育てる。
やがて高い知能を持つ猿として成長したシーザー。
ウィルとの間には本物の親子のような強い絆が生まれていた。
しかし、ある事件がきっかけで、シーザーは霊長類保護センターに隔離されてしまい、そこで人間の愚かさに失望する。
そして、仲間の猿を率いて人類に反旗を翻す行動にでる―。


面白かった😁
人間と猿の地位が逆転していく物語のオリジンとして、納得のいく良く出来たストーリーだったと思います。
猿の豊かな感情をリアルに伝える心揺さぶるドラマだったし、リアルな猿の表現を可能にした最先端技術を駆使したCGには驚かされました。

アルツハイマー病のために作られた新薬が、猿達の知能覚醒の起因となる設定は皮肉だね。
人間には一時的な効能だけで改良版は致死性の毒になってしまったけど、猿には進化を促す妙薬となった訳だ。
全て人間の業のせいと言える。

俳優さんでは…
主人公の若き科学者ウィル役にジェームズ・フランコ。
猿のシーザーを演じたのはアンディ・サーキス。
アンディ・サーキスは『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムといい、個性的な役柄を演じるのがホント上手いね。

結末を予想出来ていても、期待を裏切らないストーリーで良かった。
猿の惑星シリーズは数が多いので、全てを復習することは時間的に無理なんだけど、全部復習しなくても、たぶん大丈夫な気がする😁
『猿の惑星/キングダム』がどんなストーリーになっているのか、楽しみだ!
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