このレビューはネタバレを含みます
5歳のシーザーの思春期の感じが感情の変化が現れていて葛藤が辛かった...
ずっと人間と同様にお皿に盛られたごはんを食べてきたシーザーにとって、あんな汚い餌台に盛られたご飯を食べなきゃいけないのは本当に屈辱というか辛い仕打ちだよな...
「お前らとは違う」そんな感情の中に現れた唯一の理解者、オラウータンの存在はこの世界で生きていこうと思えるきっかけになったと思う。
裏で猿たちを知能で束ね、それに気づかない愚かな飼育者たち。しっかり猿と向き合っていたならきっと何かの変化でこの異常事態に気づけたかもしれないが、結果感電死という結果。それでもシーザーは人間に温かみを感じてきた猿だから、優しくしてくれた人を殺したくないという感情も持ち合わせている。
そこがコバと大きく異なる点だと思うから今後対立していくんだろうな。
動物系の映画って無言で言葉が分からない状態でも表情、特に目からどこまで感情を汲み取るかで映画の楽しみ方大きく変わっていくと思う。
私自身がそこを感じ取って感情輸入して見れるような見方をできる人でよかったと強く思う作品でした。
今後動物園でお猿さん見る時心が傷みそうです....