このレビューはネタバレを含みます
もしかしてもう一度見たら違うものが流れるんじゃないかと思ってしまうくらい、生っぽくて体温のある映画だと思った
風や匂いをとても感じる
ヒー兄の身体から魂がはみ出てしまってる感じとか、生物学的な性別を超えて関わり合う4人の姿とか、すごく「魂」というものの存在が濃くて、見ているこちらもお腹のなかから力が湧いてくるような気持ちになった
そして、世界は本当にどうしようもなく汚いけれどそれに抗うには各々が自分の命を全うすることでしかないのだというメッセージ
(本当は色んなことを正していけるといいけれど「境界線を食べすぎ」ると自分が消えてしまうから…)
比喩ではなく直接的に「生きろ」とスクリーンの内側から訴えかけられる構図…
あざとい…!と思いつつもあれがあったことで一気にこの映画の「生っぽさ」が強まった気がして、とてもよかった
まだまだ取り留めもなく色んな感想が湧いてくるけれど、ひとまずここまで
誰かと語りたくなる、よい映画だなあ、、