i aiのすずのネタバレレビュー・内容・結末

最後、コウが問いかけてきた時、弟のこたが頭に浮かんで胸が苦しくなって涙が止まらんかった。
私にも突然失った大切な弟がいるから。
当時はどうしたらいいかわからんくて、毎日泣いてた。
ふと涙が出てきて悲しくて苦しくてどうしようもない日々を過ごした。
あんな悲しいことはもうないってゆうくらいの喪失感で生きるのが嫌になった。
でも私には子供がいて子供を悲しませたくないから生きるしかなくて、だから私はいつからか弟の記憶を封印した。
防御機能やと思う。
弟を思い出そうとすると、拒む自分がいて上手く思い出せんくなる。
そうやって７年が過ぎた。
やっぱり私は受け入れられへん。
生きてたらって思ってしまう。
でも残された者は悲しみを乗り越えて生きていくしかない。
それしかないと改めて思った。