ルナ

ヴェロキラプトルのルナのレビュー・感想・評価

ヴェロキラプトル(2021年製作の映画)
3.0
まさかの「ジュラシック」シリーズでお馴染み、ヴェロキラプトル単品の恐竜映画。
恐竜好きなので、甘めなスコアです。

内容は例えるなら、『ジュラシック・パーク』でのヴェロキラプトルに追われるパートを、味のするぎりぎり限界まで水で薄めたカルピス原液みたいに、無理矢理引き延ばした感じ。
恐竜に追われるハラハラする恐怖も、しっかり堪能できました。

CGも出来は悪くないし、劇中での説明不足も映画の予告や内容説明を事前に観ておけば気にならない程度かなぁと。
と言うか、こういう系の映画は説明なんてあってないような、シンプルなものだし。

出てくるヴェロキラプトルも一匹だけと潔いし、出てくるキャラも片手で数えられる人数しかいないし、上映時間も短くてサクッと観られるしで、頭空っぽにして観る暇つぶしには丁度良い。

ラストはちょっと蛇足感があったけど、ヴェロキラプトルばっか観てて飽きた人に対する、プティングみたいなモンかなと。
自分は美味しく感じました。

ちなみに本当の恐怖は、アホみたいに長く悠長なエンドロール。10分ぐらいあるので、もう十分って方は飛ばしてオッケー。

朝焼けをバックに、ヴェロキラプトルに斧で対峙するシーンの一枚絵が美しくて好き。
ルナ

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