あまのうずめ

今はちょっと、ついてないだけのあまのうずめのレビュー・感想・評価

2.3
バブル崩壊から15年後の2008年。宮川は老人ホームにいる母を、同じホームにいる人の息子でカメラマンが撮ると言うので期待していると彼はiPhoneで撮っていた。母が亡くなり宮川は出来上がったフォトブックの母がよく撮れていて、娘の練習部屋で酒を呑んで写真ばかり見ている。妻は「マザコン!」と言って罵りケンカになった。


▶︎カメラマンがかつてネイチャー系のドキュメンタリー番組に出演してた立花コウキ始め、宮川、瀬川合田とそれぞれくすぶっている現在からのリスタートがテーマだと思うが、個々の人物の挫折や葛藤を描き切っておらず中途半端だし、時間軸を操り方が役割を果たしていなかった。

地元密着型映画なのだろうか?その割に地域性は出ておらず、自主製作映画という印象で、役者というより演出プランの方や脚本の物足りなさが際立って広がりに欠け残念。