FujiNori

私はいったい、何と闘っているのかのFujiNoriのレビュー・感想・評価

3.6
原作は未読ですが、キャスティングが絶妙で、予想外(失礼)に楽しめました。

主人公は安田顕さん。
作中とにかく心の声が多いのですが、これがハマってまして、中年男性の悲哀を大変よく表してます。

主人公の妻が小池栄子さん。
豪快な母親であり、作中後半に秘密が明らかになりますが、安顕さんを陰ながら支えてくれます。

そして娘・息子たち。
全然似てないじゃんと最初はツッコミいれたくなりましたが、なるほどそういうことなんですね。

仕事では安顕さんは店長という一つのステータスに野望いだくものの、そこは一筋縄ではいかず。
ってか西口店長のキャラ立ちすぎ。

サラリーマンの悲哀、家族のキズナが凝縮された良作です。

何よりこの作品見たら、カツカレーが食べたくなるでしょう。これは間違いない。
FujiNori

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