原作は未読ですが、キャスティングが絶妙で、予想外(失礼)に楽しめました。
主人公は安田顕さん。
作中とにかく心の声が多いのですが、これがハマってまして、中年男性の悲哀を大変よく表してます。
主人公の妻が小池栄子さん。
豪快な母親であり、作中後半に秘密が明らかになりますが、安顕さんを陰ながら支えてくれます。
そして娘・息子たち。
全然似てないじゃんと最初はツッコミいれたくなりましたが、なるほどそういうことなんですね。
仕事では安顕さんは店長という一つのステータスに野望いだくものの、そこは一筋縄ではいかず。
ってか西口店長のキャラ立ちすぎ。
サラリーマンの悲哀、家族のキズナが凝縮された良作です。
何よりこの作品見たら、カツカレーが食べたくなるでしょう。これは間違いない。