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ブレードランナー ファイナル・カットのtoriten45のレビュー・感想・評価

3.1
初期作品と比べるといくつか追加や差し替えシーンもありましたが、映像がより鮮明となったことで見落としていたシーンにも気付かされます。

後半の一騎打ちシーンの時間を短くしてくれたらもう少しのめり込むことができたのかもなー、というのが感想かしら?続編となる『ブレードランナー2049』('17)が、より洗練されていて見やすくて好きかな…。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が続編で取り組んだテーマや映像美は、初代作品の持つ魅力を引き立てながらも、より一層鮮烈な印象を与えていた感じがします。

アジアの繁華街のようなゴッチャリとしていて、加えて退廃的で暗くて卑猥な要素を含んだ未来都市のイメージが当時としては画期的で、「AKIRA」「攻殻機動隊」などにも影響を与えているのだそう。

『ブレードランナー2049』では、本作の独特な世界観を生かしながら、より洗練されたビジュアルで見事にリブートさせてたと思います。

物語は、人間の代わりに過酷な労働を強いられるレプリカント(人造人間)が地球外の惑星で反乱を起こして地球に侵入。賞金稼ぎ(ブレードランナー)であるデッカード(ハリソン・フォード)とレプリカントが壮絶な追跡劇を繰り広げる、って話でした。
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