ウサカド

ブレードランナー ファイナル・カットのウサカドのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

『ブレードランナー2049』を観るために視聴しました。
当時の技術力や時代背景などは全く考慮しない状態での感想になります。

簡単な感想だと...う~ん
面白い要素はあるけど、普通の映画に感じました。

絶賛されている印象だったので、期待しすぎたのか。
ちょっと退屈さを感じてしまいました...

【下記詳細レビュー!】
現代のCGコテコテのSF映画にはないような泥臭さがあり、金にモノを言わせていない映画とは違く、制作側と俳優側の知恵と技術を出し切った映画だと感じられる作品でした。
これは本当にスゴイ!!
古い映画だからセットとかしょぼいかなぁと思っていましたが、全然そんなことないですね!
ごめんなさい。

ただ全体的に
・丁寧な説明がない
・多くを語らないセリフと掛け合い
・雰囲気やBGMで観客に諭させる演出
が非常に多いので、スピード感がなく退屈さを感じる時があります。
でも!! そこが本作の良さでもあるので、一概に欠点とは言えないんですよね~

人間と全く変わらない見た目のレプリカントは、動きや表情で「やっぱ人間とは違うわ...」と思わせる凄味があります。
ただ、視覚的な異質さがほとんど無かったので、SFをたっぷり堪能したい人には物足りないかも。
血も赤だったししね。(流出するまで血は別の色を期待していました)

主人公って、映画の最初はブレードランナーを引退しているみたいな雰囲気でしたよね?
あれって必要な設定だったのかな。
活かせていないような気がしました。(それとも僕が見逃した?)

最後に残されてたレプリカントとの戦闘はいいですよね!!
寿命を延長させることが絶望的になったレプリカントが、「生」と「死」を奮い立たせて主人公を追うシーンは心に来るものがありました...

「征服者」と「奴隷」の対比を感じさせるシーンなども、意味が分かるとハッ!!となりました。
正直、いきなり狼の遠吠えした時は「なんで!?」って感じちゃいました笑
謎のホラー演出あるし。

それでも、同胞を殺された恨みで主人公を追うのではなく、自分達がおかれていた環境と過酷さを主人公に訴える為っていうのも「こんなにカッコいい演出あるのか!!」ってなりましたよ...

途中でつまらなさを感じても、ぜひ最後まで見て欲しいです。

他にもイイシーンはあります!
が、やっぱりスピード感が無いので退屈さがたまにでますね...
超期待して観ると、がっかりするかもしれないですがイイ映画ではあるのは感じられました。

ということで『ブレードランナー2049』観ますかぁ!!
ウサカド

ウサカド