パピワン

ブレードランナー ファイナル・カットのパピワンのレビュー・感想・評価

3.6
「2つで充分ですよ!」🍜👴

原作はフィリップ•K•ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
最近、妻が原作を読み終えたから、実写版映画を見ようと思い立ったわけだ!!
なんていうか…その…自称映画好きとしては下品なんですが…フフ…初見…でしてね…

映画好きのオタクを自称しつつも、いまだに「E.T」、「AKIRA」、「ロッキー」シリーズ、「ランボー」シリーズの映画の有名所を見ていないんですよ…
さてはて本作!!「ブレードランナー」!
こいつが大したSF金字塔ともいうべき作品の1つなわけだ!
原作小説がサイバーパンクの概念を取り入れ、色んな作品、色んな人物に影響を与えたという…
(原作小説はなんと1968年の作品!)
「トータル•リコール」、「マイノリティ•リポート」もフィリップ作品てのがスゲェよな!

映画自体の監督はリドリー•スコット!
主演はハリソン•フォード!
前述のとおり、妻が原作を読んだため、映画を見て驚いていたのだが、登場人物、世界観に似通る部分があってもストーリー自体はまったくの別物!!
(それでも、映画は映画、原作は原作でメチャ面白いらしい)

リドリー•スコットがサイバーパンクを描くにあたり、新宿•歌舞伎町を大いに参考にしたということから、舞台のロサンゼルスに日本的要素が盛りだくさん!
ニンジャスレイヤーのネオサイタマみてーな街並みだわ!
117分作品、1982年の作品にも関わらず演出やらギミック、映像が現代にも見劣りしねぇってのがスゲェ!

あらすじ!!
舞台は2019年のロサンゼルス!
(現実の時間が作品を超しちまったなぁ🤗)
タイレル社という会社がレプリカントと呼ばれる人造人間を製造!
(スター•ウォーズでもそうだけど、使い捨てる消耗品に感情を持たせるようなことするべきじゃないよな。)

レプリカントらは高い体力、知性を持ち合わせるも、使われるのは宇宙開拓の過酷な前線。
そんな環境の中、レプリカントには感情が芽生え、ある時反旗を翻し、主人である人間に牙を向いてきた!

そしてレプリカント達は人間社会に溶け込もうとする者もでてくるように…
そんなレプリカントを見つけ出し、判別、抹殺する事を目的とした警察の専任捜査官が「ブレードランナー」と言った具合。

物語は、人間を殺害し逃亡したレプリカントを探す、「ブレードランナー」リック•デッカードが任務を受けるところから始まる…

といった具合!!
ギミック、演出が想像していたより近未来的で面白いものの、物語は淡々と静かに展開。
前述したとおり、原作とはかけ離れたストーリー展開なため原作勢はだいぶビックリしそう。

原作のテーマとしては「人間」とは何か、人間を人間たらしめる要因は何なのか?といったもの。
映画では近未来を当時の視点から描きつつ、人間社会に紛れ込むレプリカントの異質さ、不気味さを見せながら、それに翻弄される主人公リック•デッカードを描いた作品。

んまーーーーあ、面白かったよ。
サイバーパンクな世界のロサンゼルスは見ているだけでも楽しかったしさ…
人間とレプリカントの境界があいまいで、人間社会に溶け込んでいるって状況も不気味さと哀愁があって面白かったしな…
たしかに、面白かったけどよ…
やっぱり話が淡々と進みすぎていて、もうちょい目に刺激が欲しかったかなぁ…

主人公のリックも凄腕?のブレードランナーという割には、ごっつぁんゴールみたいな活躍でイマイチカッコよくなかったしな…

サイバーパンクな世界観は最高にバツグン!!
カオスな新宿をサイバーパンクの舞台にしてくれたのは日本人としても嬉しいところ!
人気があるのも頷ける名作!
こんな名作なら吹き替えあっても良かったのに、字幕しかなかったな…
そのうちニンジャスレイヤーでも実写化してくれや!
アイエエエ!?ニンジャ!ニンジャナンデ!?
パピワン

パピワン