えいがかんたろう

ブレードランナー ファイナル・カットのえいがかんたろうのレビュー・感想・評価

2.1
なんじゃこりゃ(笑)って感じ。

主人公の行動が一辺倒で、最初から最後まで変化がなくて面白みがなかった。そのくせにその行動の背景や心情が全然描かれていないから、なんだか行き当たりばったりの映像を見ている気分だった。捜査の場面でも、証拠から人物への結び付け方がいまいち釈然としない。

サイバーパンクの走りとして有名な作品だからどんなもんかとちょっと期待してたけど、予想以上に地味で途中で飽きてしまった。設定は面白いはずなのにとても退屈。
作品で言わんとしていることは分かったが、それが前面に出過ぎていてエンターテイメント性がなかった。
おそらく、この当時、サイバーパンクの設定が新ジャンルすぎて、エンターテイメント性にまで物語を割いてる余裕がなかったのかな。

サイバーパンクの設定の、浅くて薄いほんの上澄みを掬い取ってそれを延ばしたような映画だった。
えいがかんたろう

えいがかんたろう