技術が十分に進化し、アンドロイド(レプリカント)の自我が高次に成長し得る時、「創り出されたもの」として、彼らがどのような存在として社会と関わり、生きていく権利を認めるのか。
また彼ら自身は、どのように考え、生きていくのか。(原作はたしか「アンドロイドは電子羊の夢を見るか」。)
もしある日、自分がレプリカントだと気づき、人間になることは不可能だと知ってしまったら?
主人公のデッカードと、彼に関わるレプリカントの、切ない人間臭さ。
古い映画なのに圧倒的にきれいでクールでゴミゴミした世界観がかっこよくてこの映画を観たが、SFとして興味深いテーマを、しっかりと描いた素晴らしい映画だと知った。
観賞後に思い出したが、高校の先生がこの映画についてアツく語っていたことを思い出した。私もまた、若者にアツく語ることになるだろう。