圧倒的スケールで描かれる近未来SFの金字塔。
様々な文化が混ぜ合わされた混沌とした世界観には何度鑑賞しても息を呑まれるばかり。
『狩られる側』である人工物のレプリカントが、命を求め探しだそうとする姿を『狩る側』から映しだすハードボイルドなストーリーは"命とは何か?""生きるとは何か?"を汚れた街から問いかけているみたいでいつまでも心に響きます。
本作の革新的なデザインは、道端に落ちているただのゴミですらも命を持った芸術に昇華させた。
最早人もレプリカントも違いはない。
逃れることのない運命に抗いながらも夢のない世界で生きていく彼らの姿を見て、
【いろんな思いが出てきては消えていく】
そんな気持ちです。
初めて観たのがこのバージョンで一番好きです。
IMAX良かったなあ。