Koma

最後の決闘裁判のKomaのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
5.0
虚栄。
きゃ〜!!!大っ嫌いなやつ!虚栄!!!
承認欲求なの?ねぇ?Sirって呼ばれることにそんなに固執する???怖いんですけど〜!

って、この3者を主観とした物語構成好きよ!各々の感じ方(?)の違いが過ぎて驚いたけど!

そして、このキャスティング最高じゃない?!好き!!!ベンがアダム扮するグリじゃなくて、ピエールだったのがツボ!ベンがグリをやる予定だったって宇多丸氏から情報を得てたので、ベンの予定が合わなかったって事にめっちゃ感謝した!!!(ここだけ聞き取ってた!)
アダムのグリも、ベンのピエールも適役だったよ!!!特にベンよ!大好きなベンの金髪♡♡♡そしてめっちゃ最低...てもピエール伯って言うくらいだから名のある良い家の出。めっちゃハマり役だったよ♡
マット・Dのカルージュと、アダムのグリ、2人の役が逆だったら?!って妄想しながら鑑賞。って言うのが、大好きな“アバウト・タイム”で、メアリーがキットカットに言うじゃん?良い人の代表としてマット・Dだって。なので私の脳内ではマットは良い人なんよ。あんな、Sirに拘って声を荒げるなんて!!!受け入れれないよ...嘘でしょ〜って思って観てた。あと、戦地に行く時のマルグリットが寂しがるシーン。1幕ではさマルグリットはカルージュがちょい厄介な性格だって分かってるけど、カルージュからの愛情をちゃんと感じてるし、マルグリットもカルージュが好きでちゃんと男を立てる的な事してあげるんだな〜って思ってた。
思ってたよ、3幕を観るまで。嘘や〜ん!!!ってwどこまでご記憶を捻じ曲げるんよ、カルージュ!!!って白目になったよねw
でもさ...ずっと引っかかりながら観たんだけど、3幕。マグネットの視点、-真実-って書かれてたよね?真実はさ...真実だよね?事実ではないじゃん?マルグリットから見た嘘偽りない真実なだけで、決して事実ではないんか???って。怖い怖い!!!

ピエール伯もグリのマルグリットに対する行為も最低だけど、私はカルージュが1番無理だったわ...自分の機嫌は自分でとって?(これは私も修行中だけど!)他人の目とかどうでも良いから...。
対するマルグリットはさ、良いとこのお嬢様で見た目にも恵まれて真っ直ぐ育ったのか、ちゃんと自分を持ってる!好き!めっちゃ良い子!!!自己主張も出来る子!好き!

グリは...自己研鑽できて謙虚に、でもあざとく生きてきたのに、どうしたんよ?!いきなり踏み外したんか?!何故???ちょっとビックリしたんだけど。いっつもカルージュの尻拭いして立ててあげてたのに...って言いつつ、結局は名があるお家のカルージュの傍若無人な感じにも憧れてて、カルージュの妻が欲しくなったんか?こちらも3幕と違い過ぎて白目!

女性が法的に守られてないって何?え?どう言う事?ってなりながら、そして最終的に決闘の結果は神のジャッジだって言う!白目!!!昔って難しいね。
あと、国王と王女様も良い芝居してたよね!国王、狂ってる感凄かったね!

あとお義母様...同じ性別のお義母様からも追い詰められるマルグリット...辛い...。
あと、なかなかお子に恵まれない追い詰められっぷり…からの、産まれた子がカルージュの子なのか、グリの子なのか!って最後までドキドキだったよ...

何故か、裁判所でのやり取りメインな作品だと思い込んでたから、読んで字の如くの決闘裁判って事が分かった時の驚きって言ったらもう!!!
って事で映画館で観て満足!!!!

映画館で鑑賞✧2021年
**********2021/10/24**********
Koma

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