決闘だけでなく回想の合戦シーンなども非常に気合が入ったゴリゴリの戦闘で見応えがあった。まあいちばん残酷なのはカルージュとル・グリの見ている世界が全然違うことのような気がしたが。
もちろん、真の被害者であるマルグリッドと男二人が見ている世界が違うのは言うまでもないことで、問題は観ている側がマルグリッドの視点にどれだけ理解と共感ができるかというところ…
各パートにおける人物の言動と印象の違いは、人間がいかに現実を都合よく解釈するかを大変よく現していてむしろ笑えるくらい。
キリング・イブが好きだったので、ジョディ・カマーの魅力が映画で観れて嬉しかったし、享楽的な領主役のベン・アフレックが効きすぎるくらいのスパイスになっていて良かった。