銀幕短評(#595)
「最後の決闘」(原題)
2021年、アメリカ。 2時間33分。
総合評価 68点。
リドリー・スコット作品。
あとあじの悪い映画ですよ。そしてくどい。何もかもが くどい映画です。ひとつのものがたりを3つのカメラが追う。そのアイディアはいいし、構成もいい。でもくどすぎる。もっと刈り込めば、ぐっとよくなると思います。
映画のテーマはね、かなりよくないですよ。女性蔑視に満ち満ちている。気がめいるし、腹がたつ。あと、助演陣のキャラクタをひとりひとり強調しすぎていますね。例えば国王とか。いちいちくどいんですよ、この映画は。
女性蔑視の観点につながりますが、セックス(性交)が ああいうのだとダメダメですね。あれで女性がよろこぶわけがない。こういうへんてこな映画やアダルトビデオばかりを観て育つと、ふつうの男の子でも 性的嗜好がねじれたオトコに成長しますね。これは、わたしは前からとても憂慮していますよ。このあたりは 性教育できっちりと教えないといけない。「性欲について」の連載をまた更新しておきますね。あれ どの映画だったっけな?
ひとつほめるとしたら、アダム・ドライバーの芝居の成長ぶりですね。スターウォーズから、ぐっとセクシーな男優になりました。これからも注目株です。
@東京日比谷 、シャンテじゃないほう
あすは六本木の新国立美術館がメインです。コーヒー屋さんも巡ります。楽しみだなあ。
(映画名、思い出しました。)