リドリー・スコット監督作品は「グラディエーター」に「テルマ&ルイーズ」「マッチスティックメン」など個人的には当たりが多い。
その中で言うと同等に面白かったかな。
153分という長尺も、一つの事件を3人の視点で語られていく手法によって苦に感じることはなく、最後の決闘まで楽しむことができた。
ただ…歴史の中で決闘裁判などという馬鹿げた裁判方法があったことや、出てくる男性陣がみんなどうしようもないクズであることなど、胸糞要素は非常に多い。
女性が見たらもっと感じるのでは。
虚栄心の塊で女性を世継ぎを産むための道具ぐらいにしか思っていないマット・デイモンに、女性を性処理道具にしか思っていないアダム・ドライバー。
そして最低君主にベン・アフレックと実力派の豪華面々が演じるものだから、胸糞度もさらにアップ。
性加害問題というのはこんなにも昔から存在するんだなあ。
史実なのにすごく現代的。