katak55

最後の決闘裁判のkatak55のネタバレレビュー・内容・結末

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かったです。
美術、衣装、雰囲気満点で。
人妻女性への暴行事件を巡って決闘が行われた実話を元にした話。
同じ話が、三人の視点から語られる形式です。
一つはモラハラ他責思考の男の視点
(妻にやった都合の悪いことは省かれ美化されてる)
一つは、レイプ加害者の視点
(あくまで女も誘惑強姦ではなく和姦)
一つは、男尊女卑環境のレイプ被害者の視点。
同じセリフと台本で視点の違いでこうも見え方変わるか、て感じでした。
最後に、旦那が戦死した後、二度と再婚しなかった、には共感しかない。
騎士の時代、所詮、女性は男性の所有物という形で、権利もない、人型トロフィーや跡継ぎ生む生き物としか価値を持って貰えないのが、よくわかる映画。
最後に、旦那亡き後、再婚しなかった女性の気持ちには共感しか感じない。
旦那も、ライバル男も、王様、ヒロインの友人、結構、イヤな奴ばかりで。
強いて言えば、裁判に出席してた王妃はまともそうに見えた。
旦那、決闘に勝ったことと、財産残して早めに戦死したのは褒めてあげたい。
自分は今の時代に生まれて良かった、と思った。
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