ヘロヘロ

リラの門 4K デジタル・リマスター版のヘロヘロのレビュー・感想・評価

4.5
パリの下町。
ジュジュは少し足りないけど、友だち思いの良いヤツ。松竹映画のハナ肇みたいなお人好しのバカって感じ。こーゆーキャラは僕の大好物。

ロクデナシ、芸術家、殺人犯、

セットに雪が降る
子供達の声が響き渡る
ギターの調べ
ファッションは流石のフランス
パブの娘役にダニーカレル。
目元がキリッとした表情をしたかと思えば愛らしい顔もできるとてもチャーミングな女優だ。

人物や物の後ろに別の人物が隠れているというショットが冒頭のシーンの他にもあり、ルネクレールの遊び心を楽しめる。音楽とパリと人情の世界観にホッとする。

吟遊詩人 ジョルジュ・ブラッサンスが「芸術家」として役者出演し、渋い演技を見せる貴重な映像作品。

悲しみの “Bonsoir Maria”

デジタルリマスターで美しい映像で観られるのは本当に嬉しい