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Shari
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目次

Shariの作品紹介

Shariのあらすじ

羊飼いのパン屋、鹿を狩る夫婦、海のゴミを拾う漁師、秘宝館の主人、家の庭に住むモモンガを観察する人。彼らが住むのは、日本の最北に位置する知床半島。希少な野生動物が人間と共存している稀有な土地として知られ、冬にはオホーツク海沿岸に流氷がやってくる。だが、2020年、この冬は雪が全然降らない。流氷も、なかなか来ない。地元の人に言わせれば、「異常な事態」が起きている。そんな異変続きの斜里町に、今冬、突如現れた「赤いやつ」。そいつは、どくどくと波打つ血の塊のような空気と気配を身にまとい、いのちみなぎる子どもの相撲大会に飛び込む!「あらゆる相撲をこころみよう!」これは、自然・獣・人間がせめぎあって暮らす斜里での、摩訶不思議なほんとのはなし。

Shariの監督

Shariの出演者

原題
公式サイト
https://shari-movie.com/
製作年
2021年
製作国
日本
上映時間
63分
配給会社
ミラクルヴォイス

『Shari』に投稿された感想・評価

今年はこういう映画が沁みるしエネルギーをもらえる。

映画作ろう!という気持ち自体も自由で
映画を作る体制も自由で
出来上がった映画自体も自由。

賞狙いのうま〜い作りの映画とかは「はいはい、わかりました。参りました」ってな気分になるけど
この自由さを見せてもらうと、心がパーっと明るくなってエネルギーをもらえる。



***

四コマ映画『shari』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2783


***


撮影場所は北海道の北端の町、斜里町。
厳しい自然や気候変動もあるし、経済状況も厳しいであろう土地。

自然と人間の暮らし。
境界線をパッキリ引くことのできない混濁した暮らしと、そこに生きる人々が映されています。

完全に監督がインタビュアーとなって現地の人々にインタビューしていきます。
劇映画の作りではないです。

でもそこに〝赤いやつ〟という、ポスターの真ん中で仁王立ちしてる赤いやつが現れるのです。

パン屋さんからパンをもらったり(餌付けのように)、
小学校に乱入して子供たちの相撲をとったりする。

怖くもあり可愛くもある〝赤いやつ〟が人間界にやってくるととても異質で不安になるんだけど、

この赤いやつってのは、
血とか臓物とか熱とかのイメージで、人間の内面そのもの。

一皮剥けば全員赤いやつなわけで、それは自然界も同じ。
動物の中身も赤いやつ。地球の中身も赤いやつ。

境界線がひかれ、分断されているように見えるけど、実は全員赤いやつ。

こいつがいることで分断されそうな世界をギューッと繋ぎ止めてくれてる感じがする。

社会に生きてロボットかプラスチック人形のようになった人間の「野生性」を気づかせてくれて
〝自然〟と繋げてくれる、赤いやつ。


*****


ぜひ!見て!

うっかりしてると公開終わっちゃいますので。
チェケラッ!

劇場情報 https://theaters.jp/8261


***

四コマ映画『shari』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2783
ダンサー、振付師、映画作家として活躍する吉開菜央さんの長編初監督作は、日本最北に位置する知床半島・斜里町を舞台に、地元の人々と「赤いやつ」が登場して現実とファンタジーが交錯し、恰も映像詩のように映画が展開していく。
希少な野生動物が人間と共存する希有な土地として知られる斜里町には、羊飼いのパン屋、鹿を狩る夫婦、海のゴミを拾う漁師、秘宝館の主人、家の庭に住むモモンガを観察する人という個性的な方々が暮らし、冬ともなればオホーツク海沿岸に流氷がやって来る。
しかし2020年の冬は雪が全く降らず、流氷もなかなか姿を現さないという異変続きの斜里町に、どくどくと波打つ血の塊のような空気と気配を身にまとった「赤いやつ」が突如として出現し、町内を自由自在にさまよい歩き、果ては子どもの相撲大会に飛び込んでいく。
この作品は映像と音響が突出していて、観る人の五感に響くというより轟かせていく。
撮影を担当したのは写真家の石川直樹さんで、映画撮影は初めてとのことだが、映し出された斜里町の雄大な自然が美しくスクリーンに広がる。
特に何回も登場する斜里岳のランドスケープがうっとりする程に美しい。
その美しい映像に、腹に響くような原初的な音が被っていく。
自然、獣、そして人が時にせめぎ合いながらも共存する斜里町の、摩訶不思議だけど、吉開菜央監督にとって理想郷を描いた作品なような気がする。
こく

こくの感想・評価

2.6
ドキュメンタリーとも言いきれない不思議な作品。ナレーションで吐露されているように、様々な問題や疑問に答えがでないまま、作品としてドロップされているような印象。

知床の人々へのインタビューパートが良い。皆、自然の悪い方への変化を肌で感じている。流氷が毎年減ってるとか。

赤いやつが知床を練り歩く姿が映されているが、振付師でダンサーである監督の美しい踊りも見たかった。

インスタレーションアートを映画というプラットフォームで観てる感じ。

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