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ヒーズ・オール・ザットのkuuのレビュー・感想・評価

ヒーズ・オール・ザット(2021年製作の映画)
3.8
『ヒーズ・オール・ザット』
原題He's All That.
製作年2021年。上映時間91分。

同作は、1999年に公開された人気青春映画『シーズ・オール・ザット』性別を変更したリメイク米国作品。
脚本家は当時執筆を担当した R・リー・フレミング・Jr.
本作に出演したレイチェル・リー・クック(本家作品やと主人公で、本作品では主人公パジェットの可愛いお母さん役)とマシュー・リラードが別役で出演してましたよ。
本作品は、多くの女子はハマりそうですが、野郎には、ハマるハマらないは二分されるかな。 
小生は悪くない作品やとは思いますが、もうこないなモンではトキメかなくなったオッサン度数を再確認して悲しくなった、悲しや、かなしや。
内容自体で正直、ホロっときてもたんは追記しときます。
やっぱりオッサン度数あげてるし涙腺もシモもユルユル。
いやいや、最後のプロムでオリジナル作でも使われた、シックスペンス・ノン・ザ・リッチャー (Sixpence None the Richer)のヒット曲『キス・ミー』(Kiss Me)を、シンガーソングライター、シン(Cyn)がカバーしたバージョンが流れたときからお恥ずかしながらタラタラ泪がきて最後は結構ドバッときたかな。

SNSで人気者のパジェット(実際でもTikTokからメインストリームのセレブへと成長を遂げてるアディソン・レイ)は、ボーイフレンドとの別れの瞬間を拡散され、恥ずかしい思いをしていた。
そんな中、彼女は外見を気にしないマイペースなキャメロン(タナー・ブキャナン。ドラマ『コブラ会』←これは映画『ベストキッド』のスピンオフこれに出てる。今作品の中でもカラテを披露。はよ新シーズン始まらんかな。その影響か本作品の中の彼は拳を鍛えてるキズがあった。)をプロムキングに変身させる賭けをする。
あの手この手でキャメロンに近づき、彼を格好良くしようとするパジェットは、共に時間を過ごすうちに彼を本気で好きになってしまう。。。

現実には8,300万人以上のフォロワーを持つTikTokerアディソン・レイが演じるティーン向けインフルエンサーの主人公パジェット・ソーヤー。
彼氏のジョーダンが他の女子(ジョーダンが関わったダンサー、アニストン役のヴァネッサ・デュバッソが小生は推しかなドラマ『レギオンシーズン2』にでてた)とChu Chuしているところを友たちと目撃。
その恥ずかしい様子(鼻水がシャボン玉みたいになっとった)を90万人のフォロワーに向けてライブ配信しちまう災厄の展開。
すべてが崩壊してしちまい、ティーンの女王としての地位を取り戻すために、彼女は、タナー・ブキャナン演じる美しく崩れたクラスメートのキャメロン・クウェラーを変身させることに同意。 
現代チックで、その他のプロットはありきたりのアプローチとは云え、NG集とか最後に噛ましてくるとこや、オリジナルのことを言及してる言動、クック自身やマシュー・リラードの登場とか巧妙なオマージュは好感がもてた。
たた、ライをはじめとする多くの脇役はチョイ演技が硬く、このリブート版はノリは現代版らしくリズム感あるけど、映画俳優として成長を期待したい俳優さんばかりやったかな。
出来事の多くがソーシャルメディアにまつわるモンやし、小生はこの時代を謳歌できてないのは残念かな。
リアリティ番組から生まれたスターのコートニー・カーダシアンのキャラがイマイチ控えめなんはこれまた残念でした。
ライの才能と、彼女をソーシャルメディアの大スターにした魅力をもっと生かす作品に出演してほしいと切に願います。
パジェットが通う学校は、オリジナルのシーズオールザットが撮影された学校と同じだそうですニクいねこの!ど根性ガエル(ピョン吉は全く関係ありませんので🙇‍♂️)。
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