HAYATO

ヒーズ・オール・ザットのHAYATOのレビュー・感想・評価

ヒーズ・オール・ザット(2021年製作の映画)
3.8
2023年437本目
『ミーン・ガールズ』のマーク・ウォーターズ監督作
インフルエンサーとして活躍する女子高生・パジェットは、友人との賭けに乗り、冴えない男子・キャメロンをプロムの主役に仕立てることに。
『野ブタ。をプロデュース』的な物語
Rotten TomatoesやIMDbなどの海外評価サイトではスコアが低いみたいだけど、ノリノリの音楽や華やかなパーティ、プロム、スクールカースト、友人の裏切りなど、アメリカのティーンムービーらしい要素がたくさん詰まっていて楽しかった。
王道のティーンムービーのベースに、SNSがきっかけ自身の人気が危ぶまれてしまうという非常に現代的な設定が加えられていて、同じくNetflix映画の『リベンジ・スワップ』に似たアップデートがなされている。
パジェットを演じたアディソン・レイは、実際に絶大な人気を誇るインフルエンサーなので役柄とリンクする部分もあり、とてもハマり役
タナー・ブキャナン演じるキャメロンは、イメチェン前から大分かっこいい気はするけど、イメチェン後の姿を見て、髪型と服装って大事だなと思わされる。
承認欲求に囚われると、大切なものを失ってしまいかねないということを教えてくれる作品だった。
本作は、1999年公開の『シーズ・オール・ザット』のリメイク版で、主役の性別入れ替えたバージョンだったみたいなので、いつかオリジナル版も見てみたい。
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