ツネイシ

カード・カウンターのツネイシのレビュー・感想・評価

カード・カウンター(2021年製作の映画)
3.7

序盤で『カード・カウンティング』に
ついての解説がある。

場に出たカードをカウントして
ブラックジャックで勝率を上げる
テクニック。

一応、禁止行為らしいですが…。

あまりにもシンプルでこれで本当に
勝率が上がるとは思えない😅

パンフレットによるとこれで勝率は
1%しか上がらないそうな😅

さらに劇中ラ・リンダと組んでから
はブラックジャックじゃなくって、
ポーカーで勝負してる。

つまりカードゲーム勝負はあくまで
主人公が稼ぐ『手段』でしかない。

自分と同じ『仇』を付け狙う青年を
計画から取り除いて堅気の暮らしに
戻す為。

稼いだ金で青年の頬をひっぱたき、
身に染み付いた『技術』で脅迫し
母親の元に帰そうとするのだが…。

モーテルでの奇行や夢に顕れる彼
を苛み続ける『罪』。

最終的に仇を始末する場面の演出。

オスカー・アイザックの存在感。

ファム・ファタルの類型から逸脱
した、それゆえに魅力的に見えた
ラ・リンダの佇まい。

は、素晴らしかった。

鑑賞後に思い返すとビックリする
くらい魂のゆくえと同じ話だった
なー😅


劇場鑑賞通算694本目。
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