カード・カウンターのガルベスのレビュー・感想・評価

映像の質感とBGMが超秀逸。

拷問のスキルを仕込まれ、さらにその才覚もあったものの嵌められ刑務所行きの主人公。

冷静沈着で静謐な人物ながら隠しきれない狂気が徐々に浮き彫りとなっていく様が怖い怖い。

あのカタストロフ展開も、直接的に映さず観客の想像に任せる構造となっており洗練された演出ぶり。

骨太かつクールではあるのだが、微に入り細に入ったセンスの確かさも炸裂させた良作。