和製ジャックニコルソンです

カード・カウンターの和製ジャックニコルソンですのレビュー・感想・評価

カード・カウンター(2021年製作の映画)
4.5
タクシードライバーコンビと聞いて、確かに類似するメッセージ性を感じました。

時間の繰り返しと罪滅ぼしが大きなベースになっている気がしました。
なんかすごく間接的だけど終わった後にしみじみ感じる事が多い!!
上司に裏切られる、でも自分だって加担してたのは事実、服役してシャバに出てCのカークに出会う、彼に真っ当な人生を歩んで欲しくて資金の援助をする、復讐に走ろうとする彼が少佐に叶うことが無いと知っているからこそ全力で止める、結局裏切られて復讐に走り返り討ちに会う。
映画的な流れとしては普通だけど
彼の本職はカードプレイヤーで人の本心を見破るプロ。
なんか、当たり前のこと言ってるけどそういうところに面白みを感じました。

内容は正直全然面白くなくて退屈だったけど映像作品としてのレベルが高すぎる!

夢か、思い出のシーンが一人称視点で歪んでるのとかすんごい好き。

エンディングが
指をくっつけてずっと同じカット▶︎結局同じことの繰り返しと捉えるとバッドエンド

止まっているように見えても長回しだったから同じことの繰り返しに見えても進んでいると捉えるなら▶︎ハッピーエンド
になるなって。


ギャンブラーは恋でもポーカーフェイス!