(スー)ハー
ポールシュレイダーの関わった作品は『魂のゆくえ』と『タクシードライバー』しか見たことないんだけど、どちらにも通じるものがあった。自分をさいなむ登場人物を好んでというか、作家自身が長いあいだそういう人物像に囚われている印象。
魂〜とは姉妹編みたいな味わいだし、タイシェリダンの役柄は、タクシー〜のジョディフォスターと重なった。
(スー)ハー
ただ、題名にしているくらいだからカードカウントに何か意味を持たせているのかとあれこれ考えてみたけれどもしっくり来ない。タクシードライバーと同じように、地味で目立たないことで生計を立てる男が秘めているものについて見せてやるってことなのか。
(スー)ハー