何を想定していたんだと言われると明確なものはないのですが、なんかこう、思ったのと違うというか肩透かしをくらった感じです。
ほぼ説明なし、セリフもかなり少なく、序盤の焦らしもいい感じ。不穏な演出は良いと思う。人が少ないのも良い。序盤〜中旬はじんわり異常なのに平穏に進み悪くない。が、結末へ向けて動き出すとだんだん残念な様子になる。
なんというか冒頭のシーンがわりと印象的なので、結末に意外性がない。その上、あんまり衝撃的ではないし、新鮮でもない。もちろん納得するでもないし、ラストがやっつけ仕事なのかな…と感じてしまった。顔だけで切り抜けるには、フローレンス・ピュー程の迫力がない。
期待していただけに、ちょっと残念。人に勧めようとは思いません。どうしても気になってしまった方のみ鑑賞するのが良いかと。