このレビューはネタバレを含みます
2022年31本目
アダー！！！！！
画的には豊かな緑、牧歌的風景、愛し合う夫婦、誰しも1度は憧れるんじゃないかなってくらい素敵な牧場ライフ
なのに、終始漂う不気味な雰囲気と絶妙～な違和感
何を見てるのかわからなくなるような感覚はここらへんに起因するのかな？？
冒頭からちゃんと人外というか超越的な何かの存在は匂わせてくれてるし、アダか鏡を見て何かに気付くシーンとかけっこう描写がわかりやすいので難解さはなかった
それなのに
最後の15分とか？
アダパパ出てきてからの急転直下がえぐい
いい感じに置いてけぼりにされる
え？うそ？終わった？って感じがたまらん
前述の通り、描写が丁寧なのでアダパパの出現自体はそうでしょうねって繋がるんだけど、あ。そこで出すんですね…ぼかさないんですね…って突然の出現にビックリしてる間に終わる
なんかちょっと斬新なテンポ感で私は好きでした
そんな感じでボケッとしたまま劇場を出て色々考えたんですが
アダパパは結局山の神的な存在なのかなぁ？
でもわざわざ猟銃を使ってる辺り、明確に復讐の意図がありそうだしもっと俗っぽい存在？
いやいやでもギリシャ神話モチーフっぽい外観→ギリシャ神話の神様も大概俗っぽい奴らだし、やっぱり神様で正解？とか
ラストのマリアの白背景のシーン、なにやら意味深…名前からしてもしや懐妊ラスト？とか
あー！！色々考え出したら止まらない！
面白かった！！
