2022年鑑賞55作目
前々から注目してた作品。
セリフが少なく不穏な空気が漂う演出。
とても不思議な魅力がある。
描いてるのは人間のエゴだろうと思う。
たぶん宗教的な神話や逸話が関連してるとは思うけど、具体的にはわからない。
なので、かなり身近なレベルに落として解釈してみよう。
なぜか産まれた禁断とされるモノをアダと名付け亡くなった娘のかわりのように育てる。
愛情たっぷり。
アダも不自由はない様子。
でも、人間の都合で勝手に産みの親から切り離された子であるには変わりない。
身近なレベルに落としてみれば、例えば飼い犬や飼い猫が子を産み飼い主が育てるのが(時間的に?金銭的に?いくつかの理由で)難しいから他者に飼育を委ねるようなもの。
命を大事にしてるようで犬や猫からすればたまったもんじゃないだろうな。
↑
これも人間の感情論だけど。
そう考えると最後の展開は納得。
ただ、ラストカットはどういうことだろう??
同様に罰を受けたの?
誰か教えて。
追記
音の演出が過度でなかったという印象もあった。
徐々に迫りくる「良くないこと」ってイメージ。
さらに追記
監督のインタビューを読むと情報過多の作品が多く残念に思うと。
観た者が想像力で補う作品を作りたいとのことらしい。
ならば、間違えていてもいいか。
私はラストカットを「罰を受けた」とイメージする。
人間の身勝手なエゴへの因果報応という物語だと自分の中で落とし込もう。