kazzo

LAMB/ラムのkazzoのレビュー・感想・評価

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
4.7
一言で言うと、強烈でしたね。

いろんな神話やキリスト教やらを引っ掛けたような作風、ですが、全然そうでもなくて。
でも、寓意画みてるような感じがしました。

景色が素晴らしくて、とても広大で、でもストーリーは対照的に内に閉じこもっていくコントラストが良かったです。

見た後、理解しようとして考えるほどに分からなくなっていくような。
ブラックコメディだなんてツイストの効いた解釈をする人が現れるくらいで。(そんなこと制作側は触れておらず…)

自分にとっては2022年日本公開作品では一番の映画かもしれないです。

海外でアダちゃん人形が出回ってるとか。
自分も欲しくなりましたw
かわいいのなんの!w

また明後日見にいく予定です。
噛めば噛むほど系の映画ですね。

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土曜観てきて、今日(月曜)2回目行ってきました。
余計な会話を省いてるところが、やっぱりいいですね。

通常の、というと語弊がありますが、一般的に映画のセリフは会話でありつつ、観客への「説明」か解釈の補助や誘導だったりするんですが、それが無いってのがいいですね。
どう解釈しでいいようになってるというか。
でも、全く理解不明でもない話です。
短絡的な説明も十分成り立つ内容ですね。

あのカルデラのような地形にポツンと一軒の羊飼いの建物と家。道すらまともに無い環境。
ものすごく象徴的だと思いました。
息遣いだけで示す、あの存在。
いろいろ挙げられるんですが、ネタバレになるので割愛して。

よく出来てます、本当に。
kazzo

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