Koshino

LAMB/ラムのKoshinoのネタバレレビュー・内容・結末

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

満を持して観てきたんだけど怖すぎて笑った
どういうこと
静のホラー
ストーリーに派手な起伏があるわけじゃないのにじっとりとぐいぐい進んでいってあっという間だった
the Lighthouseの時にも同じ感想抱いたけど、 理解出来ない からくる恐怖って結構大きい
何が怖いのかも分からなくて怖い
とにかく不気味
白夜なところも怖かった

はじめ、もしかして観客と夫婦(妻)とではアダの見え方が違う?と思ったけどここにペートゥルが来ることで あ、やはり見えている生き物の姿としては同じなんだな と判明する
ゾワゾワするシーンは多々あったけどマリアがアダの生みの親羊に対して「来るな!!!」って叫ぶシーンと夫婦の寝室にかけてある羊の群れの絵にカメラが寄っていくシーンが特に鳥肌だった
序盤からずっと、親羊がカメラに留まるシーンに異様さが漂っていた

アダが亡くなっていた子だということはなんとなく勘づいてたけどそれってほんとにイングヴァルとマリアの子なんだよね…?
そこからして疑うようになってしまう
本来は愛の温度が高い夫婦だったのが子を亡くしたことをきっかけに落ち着いてしまったのか、それとも元々ペートゥルと深い仲だったのか、そこも謎だった
結局アダは半獣と牝羊の子だったのか?
相方を殺され子を奪われた仕返しに相方を殺し返し子を奪い返したように見えたけど、撃ち殺された母羊の蘇った姿があれなの?
最後のシーンでアダの手が完全に羊だったよね?
あれはどういうことだろう
セリフによる説明が少ないため見て読み取ることしかできない

Twitter上では途中からアダがただただ可愛かった、とかよく見かけたけど私は全く可愛いと思えなかった🤮
自分の理解力では謎の残る部分も多く、全て明確に知りたいという気持ちがありつつもわからないからいいんだという気持ちもある
Koshino

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