ます

LAMB/ラムのますのネタバレレビュー・内容・結末

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

前半の情報の出し方が匠の技の域に入っていて驚いた。観客の意識導線を完璧に確保してきて気持ちいい〜。特に第一章は、「映像と最低限のセリフだけで最大限の情報を伝える」のお手本になりそうだった。(ある程度読解力がないと置いてかれそうだが。)

ただ自分がキリスト教の視点を持っていないためどんどん読み取れない場所が出てきてしまい、宗教リテラシー問うてくるやん…(屈し)となってしまった。カインとアベルに準えた兄弟とか、クリスマスに誕生するアダとかちょいちょいわかるのだが全体像が掴めないのでテーマを見つけきれなかった。無念。もうちょい詳しくなったらもう一回見てみたい。

追記:アダという異質な存在を夫婦の中に無理なく馴染ませていく過程も上手く、このあたりも技が光ってると感じた。
ます

ます