猫エッグ

LAMB/ラムの猫エッグのネタバレレビュー・内容・結末

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

個人的には、亡くなった娘との思い出を再体験して、喪の作業に取りかかるような作品なのかな、と思いながら見ていました。

娘の死を乗り越えられていない夫婦が、アダという贈り物を通じて、当時を追憶する。
アダと過ごすことで活気のある生活に戻った夫婦だけれど、アダはこの世の者ではないので連れ去られる(すなわち、娘が既に亡くなっている現実を突きつけられた)といった物語なのかな?と。

悲劇的な終わり方も、喪の作業における絶望の段階だと思えば、これからマリアは現実を受け入れていくのではと思ったりしました。
そう見ると、最後のマリアの台詞「何とかなる」「きっと大丈夫」は、すごく刺さりました(なおイングヴァルは・・・)。

あくまで私の解釈ですが・・・。

追記:
アダちゃん可愛かったです。「ん?」っていう表情とか可愛さMAXでした。
あと、のどかだけど不穏に感じさせる演出が素晴らしかったです。
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