マサル

LAMB/ラムのマサルのレビュー・感想・評価

LAMB/ラム(2021年製作の映画)
3.0
カンヌで「狂っている」と話題になったという、クセ強のネイチャースリラー。『ミッドサマー』の“A24”が配給権を獲得した作品。

ある日、アイスランドで暮らす羊飼いの夫婦が羊の出産に立ち会うと、羊ではない“何か”の誕生を目撃する。2人はその存在をアダと名付け育て始めるが——。

最初30分くらいは素晴らしい大自然の中、羊を放牧している夫婦の生活風景(会話も少なめ)をただただ見せられます。

しかしその後の“何か”を見た瞬間は気持ち悪さ、もしくは笑いにも近い感情が湧き上がる破壊力でした!

その“何か”と普通に生活を送る夫婦に対して、ある人物が登場することで作品の気持ち悪さが際立つことになります。

「普通そうなるだろうな」的な。

ネタバレになるので表現が難しいのですが…。

そしてラストはものすごくパンチのあるシーンが待ってますが、ずっと気味が悪いものを静か〜に見せられていたのでカウンターパンチをくらった気分でした。
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