このレビューはネタバレを含みます
気になっていたのに映画館鑑賞を逃してしまった作品、家で観て良かった。
ずっとウザいウザい言ってしまった(笑)
主人公のまみのシーンが一番もやもやして、特に里帰りのシーンは凄く嫌でした。
あんなお父さん、嫌いだ(笑)
色んな状況にいる女性たちの葛藤を描いているのですが、由紀乃の自転車で叫ぶシーンや美穂が下着姿で逃げ出して叫ぶシーンが印象的でした。
独身の女性の色々は、「すーちゃんまいちゃんさわこさん」でも描かれていましたが、時代が変わるとより濃くはっきりと突きつけられてきたなと感じました。
まみのブライダルチェックのシーンは「すーちゃん…」のさわこさんを思い出してしまいました。さわこさん、元気かな。
中々ダメな男性陣と、独身の女性たちが主人公な上に色々考えてしまいますが、男性がダメという訳ではなく、「結婚すれば幸せになれる」「結婚とはこういうもの」「若いのが良い」という一種の呪いが男女をそれぞれ縛っているのかなと思いました。
叫ぶ由紀乃、美穂に対して、静かに怒る彩佳とまみ。でもそれぞれ本気で怒っている。周りに対しても、自分に対しても。
でもそれぞれそれなりに受け止めて前に進んでいく姿が力強いです。
由紀乃も本気で互助会作りそう(笑)。
しかし稲葉友のクズ男っぷりが素晴らしかった。まみさん、結婚しなくてよかった。
あの高い声が何にも考えてなさそうな浅はかな男っていうキャラを作り出していましたね。
彩佳の偽イクメン夫も中々でしたが、彩佳が徐々に意見していくのかなと(笑)。
まみが目指すのは、何にも縛られないあの叔父さんなのかもしれません。
性別、年齢関係なく接してくるおじさんと話す時のまみはとてもリラックスしていました。
衣装がどれも可愛くて、女性も男性もそれぞれのキャラクターに合ったスタイルだったと思います。美穂役の松村さんのスタイルが凄くてびっくりしました。
個人的にはまみと由紀乃のスタイルが好きです。
勿論子供を持つことなどに対しては女性は(男性も)年齢が関わってくることは否めませんが、それでもまずはその人となりで接する事が大切になってくるのかな、と感じさせられました。