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ガール・イン・ザ・ベースメントのaaのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

父親が娘を家の地下室に24年間に渡って監禁したフリッツル事件という実際の事件が元になった映画。暴力も受けるし強姦もされ、子供を7人産み1人は流産。地下が狭い為3人は地上で育てられたという。(映画内では人数が違ったり改編があるが。)母親や姉は捜索願いも出すし娘は勿論何度も脱出を試みるが失敗に終わり、最終的に出れたのは地下で産んだ娘の1人が発作を起こし、病院に連れていかないと死ぬという時。連れてこられた娘に一度も来院歴がなかったことや父親の態度に不信感を抱いた看護師に助けられる。父親には終身刑がくだされた。まあもう、とにかく胸糞糞糞だった。実際の事件なんて思いたくない、完全に気狂いの父親。のくせに病院に連れていってしまう辺り詰めが甘いが。映画は実際の事件より色んな意味で多少マシに描かれていて、物理的な暴力や精神の機微の描写は結構薄い印象。監禁される前に付き合っていた彼氏とまたくっ付いたり子供達も仲良く遊んで、一応ハッピーエンドな雰囲気だし。正直こんなことあったら一生トラウマ抱えて生きるだろうし、見つけてくれなかった周りの人を恨まないのも無理だろう。地上と地下で育ったそれぞれの子供達に確執が生まれないかとか、この父親との間に出来た子供を100%愛せるのかとかもわからない。彼氏が20年以上待つとかも現実的じゃない、等々。24年監禁されてる間自殺しなかったり精神的におかしくならなかったのが凄いというのと、バレないことがあるんだというリアルだからこその恐ろしさがあった。
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