cana

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲のcanaのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

完璧だった。
まさに誰が見ても楽しめる映画。
95分の中にはっきりとしたテーマを落とし込んでいて、めちゃくちゃ参考になった。

子供の頃は連れて行かれる大人たちが怖くて仕方がなかったんだけど、
大人になったいま改めて見ると、人生の大事なものを教えてくれていたんだなと。
子供向け映画のほうがシンプルで真っ直ぐ突き刺さるのかもしれない。

子供目線の主人公はしんのすけ。
大人目線の主人公はヒロシに当てはめてた。
わたしもまさに昔はしんのすけ、今はヒロシにばちばちに感情移入してしまった。

靴の匂いで過去を振り返り、現在まで思い出したひろしが
「今を生きる」ことを選択する姿に涙が止まらない。

「家族といる幸せをお前たちにも分けてやりたいぐらいだぜ」
藤原啓治さんの声でめちゃくちゃ良かったな…。

もともとノスタルジックな作品をみようと思って借りて見たけど、
この映画はノスタルジックというより、、
今の自分やこれからについての方にスポットを当てていて、前向きになれる。

キャラ見せ、BGMでの演出、構図、作画。
ケンさんの「最近走ってないな」などの、細かい台詞とか。全て良くて。
あー最高だったな。しんちゃんすごいな。

過去に固執してる2人が、
ずっと無表情なのも印象的。
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