こぼぼ

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲のこぼぼのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

設定が何よりも好き。
21世紀への憧れ、夢、希望。しかし実際の21世紀は、そんな理想とはかけ離れた現実が待っていた。それでも前を向いて、がむしゃらに生きて行かなければならない。自分の人生があり、大切な人々が存在しているのだから。ケンがひたすらに未来へ向かって突き進んでいる野原一家を見て言う、「最近走ってないな…」
ひろしが自分の靴の匂いを嗅いで、自らの過去を思い出す。懐かしいというのは、もうその時には戻れないからこそ抱く感覚であり、戻りすぎるとそこから先への進歩はないのかもしれない。過去を踏まえて今を知り、そしてこの先もひたすらに生きていく。振り返ってもいいが、決して戻ってはいけないのだ。
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